仮性包茎

仮性包茎とは？

仮性包茎は男性器の状態を表現する言葉で、普段（非勃起時）亀頭を包皮で覆っているが、勃起時や普段の状態で容易に亀頭を露出できる状態のことを言います。

原因

世界人口のおよそ８割は包茎であると統計上されており、中でもこの仮性包茎のタイプが最も多いペニスのタイプと考えられます。様々な原因が考えられますが、成長期に亀頭を露出する癖が出来ず、ペニスの成長と共に包皮も延長（伸ばして）してしまったことが原因と考えられます。

病気との関係

仮性包茎は日常生活に支障をきたすことはほとんどありませんので、医学的には病気ではなく状態や症状の一つとして捉えられます。

手術や治療が必要な場合

仮性包茎は原則として包茎手術などの治療を必要としませんが、何らかの泌尿器疾患、包皮炎や亀頭炎、時により尿路感染症による尿道炎、膀胱炎、腎盂炎など誘発した場合は包茎の治療を考慮する必要があると考えられます。また、見た目のコンプレックスなど強く感じる場合は、美容的な目的として包茎の治療をその選択肢として考慮することも良いと思われます。包茎の手術や治療などを選択しない場合は、衛生面を保つ為にも、日々の洗浄は忘れずに行うと良いでしょう。

日常の生活で気をつけること

包茎の状態は、露茎に比べ、不衛生になりやすく、不衛生な状態が続くと「尿路感染症」などの泌尿器疾患を患う可能性が高まりますので、一日に一回は入浴の際などに亀頭部を露出し、ペニス全体を洗い清潔に保つよう心掛けるようにすることが望ましく、子供のペニスについても安全面を留意しながら親御さんが清潔に保つよう心掛けると良いと思われます。