包茎の種類



包茎とは?


「包茎」とは、勃起時ではなく、非勃起時(普段)に亀頭部が皮膚で覆われている状態を言います。また、勃起時,非勃起時に関わらず亀頭が常に露出している状態を「露茎」といいます。一見「露茎」に見えても、実は包皮のだぶつきが多く、皮膚の一部分(もともと包皮口であった部分)が狭いため、カリ首の下で引っかかって「剥けた状態」になっている「潜在的な絞約型包茎」の方が以外に多くいらっしゃいます。見た目には問題ないのですが、常に狭い皮膚に負担がかかるため、皮膚が傷つきやすくなり、皮膚が切れたり、爛れたりし、包皮炎・包皮糜爛(びらん)・包皮拘縮(こうしゅく)と進行することが多いようです。若年層では新陳代謝が良いためこのような症状はあまり出ませんが、年齢が進むに連れ、症状が現れる可能性が高くなります。症状が現れ悪化すると痛みが強い為、SEXは困難となり、シャワーを浴びるのも一苦労となります。手術以外に根治方法はありません。

原因


もともと男性は、包茎の状態で生まれてきます。成人までに包茎になるか露茎になるかは遺伝的要素もあるといわれていますが、多くは真性包茎を除いて成長の過程にその要因があります。二次成長期はホルモンの分泌が盛んとなり大人の男性らしい体形へと変化を遂げる時期ですが、ペニスも同様に成長する時期となります。この時期ペニスは勃起を繰り返すため、勃起時に合わせて包皮も伸ばされながら成長することになります。その過程で包皮口(包皮先端部)が徐々に広がり、勃起時に剥け、勃起時の長さと正合すれば「露茎」となり、勃起時に剥けても既に勃起時以上に包皮を伸ばして成長していると余剰包皮が形成され「仮性包茎」となります。真性包茎は包皮口が広がらない場合や癒着などが原因となり、ペニスも包皮も成長した状態となります。余談ですが、包茎手術は日本が最も多く行われているということをご存知でしょうか?それは生まれたときは皆包茎で、成長の過程で余剰包皮が形成され包茎となるわけですが、欧米諸国の場合、幼少時に「割礼」という、ペニスの先端を「チョン」と切る儀式があります。これにより、既に包皮口が広げられた状態となり、成長の過程で包皮を余計に伸ばすことなく、勃起時に合った包皮の状態となるため包茎の状態の方はごく少数となるわけです。当然日本と同じく包茎の状態の方が多い国もたくさんありますが、発展途上国も多く、包茎手術は日本ほど行われていないようです。日本でも「割礼」が行われればよいのかもしれませんが、日本にはそのような習慣は今のところあまりないようです。また、よく「マスターベーションをしすぎると包茎になるのですか?」という質問を受けますが、マスターベーションの仕方にもよるのでしょうが、包皮がそんなに伸びることは考えられませんので、間違った認識といえます。

包茎の種類と分類


包茎の状態は、大きく分けて仮性包茎・真性包茎に分かれます。普段(非勃起時)包皮をめくって亀頭部を露出できる状態が「仮性包茎」、できない状態が「真性包茎」となります。また、仮性包茎の状態にも二つのタイプがあり、包皮の一部分に狭い箇所が見えけられる「絞約型」という状態があり、仮性包茎を区別する為に、この絞約型の包茎を「カントン包茎」と説明する場合があるようです。

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